血中の警察官?「抗酸化物質」の正体とは・・・
細胞の酸化を防ぐ「抗酸化物質」には、細胞やLDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化をも防ぐ作用があります。抗酸化物質の代表選手はビタミンE、ビタミンC、βカロチン、ポリフェノールなどが知られています。最近流行したコエンザイムQ10も強力な抗酸化物質です。
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●体の中にも警察が必要?
おさらいになりますが、酸化反応と聞くと、酸素による化学反応のことだけを想像してしまいがちですが、体の中の酸化反応はそうではありません。例えばサラダ油のふたを開けっ放しにして空気に触れる状態にしておくと、やがて嫌なにおいがしてきて、色が黒くかわってきますよね?これがここで言うところの「酸化反応」というわけです。
サラダ油の中では、油の「分子」同士の化学反応によって酸化反応が起こっているということなのです。分子とは、物質の最小単位である「原子」が複数結合したもので、たとえば「水」は酸素原子(O)1個と水素原子(H)2個がくっついた分子(H2O)です。
実は「原子や分子の持つ電子が奪われる化学反応」はすべて「酸化反応」と呼ばれています。原子は原子核とそのまわりに存在する電子で成り立っています。電子は原子や分子同士をくっつける働きをしています。その電子が奪われる事が酸化反応です。
電子を奪われた原子や分子は、不安定になり、他の電子や分子、細胞を攻撃する犯罪者になります。それが「フリーラジカル」と呼ばれている物質なのです。フリーラジカルは数千種類あると言われていますが、よく耳にする「活性酸素」もフリーラジカルの一つです。
私たちは空気を吸わなければ生きていけませんが、その毎日吸っている酸素も体内に入ると、どうしても2〜3%が活性酸素になってしまいます。健康的な生活を送っていても空気を吸っている以上、フリーラジカルの攻撃は避ける事はできないのです。だから私たちは体の中に少しでも多くの「警察官」、つまり「抗酸化物質」を配置しておく事が必要なのです。
●抗酸化物質の役割
抗酸化物質の働き方はこの暴徒化した「フリーラジカル」に自分の電子を1個渡してやって、フリーラジカルを安定させて「悪さ」をしないように沈静化させるのです。言い方は適切ではありませんが銀行強盗にお金を渡して、帰ってもらうようなものですね。
抗酸化物質は電子を1個渡してやっても自分自身は安定した状態でいることができる物質でもあるのです。例えばビタミンEはフリーラジカルに電子を1個渡して「ビタミンEラジカル」と言う物質に変わります。
そしてなんとこのビタミンEラジカルを還元(酸化の反対・元に戻す)するのがビタミンCなのです。(各成分の詳細は成分ページにてご確認下さい。)
2005年12月14日 10:31



