中性脂肪が気になるなら「酒の肴」は大豆、魚、鶏肉で

特に、年末年始などはお酒を飲む機会が、増えてきます。中性脂肪の気になる方は、「お酒は大好きだけど、そのあとの体の状態は少し心配・・・」という方が多いのではないでしょうか。急に「禁酒」ということはできないでしょうから、少しでも肝臓に負担のかからない賢い飲み方をしたいものです。

【スポンサード リンク】 【スポンサード リンク】

お酒を飲まなくても肝臓は、「油まみれの化学工場」


つまみは白身魚や鶏肉、大豆製品などを選びましょう


肝臓はよく人体の化学工場といわれます。人が生きていくうえで必要なエネルギーや物質をつくったり、不要となった物質を解毒したりする(代謝)からです。例えば、食物から取り込んだ脂肪酸を肝臓で人の利用できる型の中性脂肪に変え、血液を通じて全身に運び、エネルギー源としたり、各臓器の材料にします。


逆に、全身の脂肪組織から血液中に放出された脂肪酸を取り込み、中性脂肪に変えて再利用します。このように、肝臓は食物から摂取する脂肪や、全身の脂肪組織から運ばれてくる脂肪、肝臓自身が合成する脂肪で、いつも脂肪まみれで働いているといえます。


また、アルコールを飲みすぎると、アルコールは肝臓で中性脂肪に合成され、血液中のVLDLが増えて、中性脂肪値が上昇します。肝臓での中性脂肪を合成するピーク時間は、アルコールを飲んでから約12時間後といわれています。そして、合成された中性脂肪が肝臓から血流に乗り、他の組織へ運び去られるまでには、さらにプラス12時間かかるといわれています。つまり、摂取したアルコールは最終産物になるまで、肝臓に最大24時間滞留することになるのです。


すなわち、「アルコール」と「脂っこいおつまみ」は、普段から、脂肪まみれで一生懸命働いている肝臓にとっては、ヘビー級のダブルパンチとなってしまうのです。楽しい席で、アルコールをセーブすることは難しいでしょう。そうであれば、せめてつまみに気を使い、脂肪の少ないもの、良質な高タンパクのもの、ビタミン・ミネラル・食物繊維の多い野菜や海草を選びましょう。特に白身魚や鶏肉、大豆製品などがおススメです。具体的なメニューの中で私がおススメしたいのは・・・

・大豆を使ったもの・・・・・
☆冷奴、☆湯豆腐、☆枝豆、☆納豆

・刺身・・・・・
まぐろ、青背の魚、白身の魚、魚介類

・野菜・・・・・
☆ほうれん草などのおひたし、☆大根やにんじんの煮物、☆野菜スティック

・酢の物・・・・・
きゅうり、くらげ、わかめ、もずく、いか

・焼き魚・・・・・
☆にしん、☆さば、☆あじなど(干物を除く)

・肉・・・・・
鶏肉(筑前煮などの煮物)

(☆印は抗酸化物質を豊富に含み、特におススメのもの)


どうしても揚げ物が食べたいなら・・・・カロリー・油の少ない順は

   素揚げ<から揚げ<フライ<天ぷら<かき揚げ


基本は「油を使わない、または最小限の食材」を選ぶことです。また、せっかくヘルシーなつまみを注文しておきながら、洋風ドレッシングやマヨネーズなど油の多い調味料をたっぷり使う方がいますが、これでは本末転倒です。調味料を使うなら、少量のポン酢や醤油を使いましょう。


また、飲酒後の糖質の摂取は中性脂肪値を急上昇させてしまいます。特に、糖質に加えて脂質の多い「ラーメン」はかなり危険といわざるを得ず、自殺行為です。「飲んだ後の屋台のラーメン」という習慣は、断ち切る方が身のためです。


【参考記事】
アルコールと中性脂肪
高血圧とアルコール
お酒を飲むなら、同時に大量の「水分補給」をしましょう
たばこと中性脂肪
「禁煙太り」って本当にあるの?

【スポンサード リンク】
Google
 

2006年12月01日 11:27