お酒のチャンポンは悪酔いする?中性脂肪への影響は?

一般的に、異なる種類のお酒を飲む、いわゆる「チャンポン」をすると悪酔いするといわれています。あなたも、思い当たる経験があるのではないでしょうか。しかし、まことしやかなこの話は、医学的な観点からみて、本当なのでしょうか?

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チャンポンで悪酔いするというのは根拠がない


お酒のカロリーは総じて高いので中性脂肪の気になる方は要注意


実は、「チャンポン」をすると悪酔いするというのは、まったく根拠のない話なのです。「でも、私はチャンポンすると悪酔いするわ」という人は、下の表でアルコール量を計算してみてください。


「チャンポン」で悪酔いするというのは、それぞれのお酒の味や口当たりが違うので、本人が思っているよりも、はるかに飲みすぎてしまうことに原因があるのです。「チャンポン」は、何をどれだけ飲んだのかが分からなくなってしまうのが問題なのです。

アルコール飲料の可食部100g当たりの成分
アルコール飲料の種類
カロリー(kcal)
アルコール濃度(%)
純米酒
103
15.4
ビール
40
4.6
赤ワイン
73
11.6
紹興酒
127
17.8
焼酎(甲類)
206
35
ウィスキー
237
40
    *「五訂増補 日本食品標準成分表より」


1日「2単位」?までならチャンポンは大丈夫


医学的には、悪酔いの犯人であるアセトアルデヒドの血中濃度を0.3%程度、アルコールの血中濃度を0.1%程度にコントロールしておくと“ほろよい”が続き、気持ちよくお酒を楽しめます。


では、“ほろよい”といわれる適量を実現するためのチャンポンの楽しみ方としては、23グラムのアルコールを1単位として、合計2単位までが限界です。(但し、このサイトでは晩酌の適量を1単位として推奨していますので、月に1〜2回、居酒屋などの外で飲む時の目安と考えてください)


上の表でも計算できますが、1単位の目安としては日本酒なら1合、ビールなら大ビン1本、ウィスキーなら水割りダブル1杯(シングルなら2杯)、ワインなら3分の1本、焼酎なら水割りコップ1杯程度となります。その計算で2単位までは、どんな組み合わせでも大丈夫です。


なお、ビールや日本酒、ウィスキーなどのアルコール以外の成分による相乗作用は、まず考えられないといわれています。


「チャンポン」と中性脂肪の関係は?


実は、肝臓に蓄積される中性脂肪は、アルコールからも合成されてしまいます。したがって、飲みすぎるとアルコールは、肝臓で中性脂肪に合成され、血液中のVLDLが増えて、中性脂肪値が上昇します。


また、上の表でお分かりの通り、お酒は総じて高カロリーです。チャンポンするから中性脂肪が上がるのではなく、チャンポンすると飲みすぎてしまうので、中性脂肪が上がるというわけです。くれぐれも飲みすぎを誘発するチャンポンにはご注意を。

居酒屋で良く飲む人の飲酒量の一例
アルコールの種類
量(g)
カロリー(kcal)
アルコール量(g)
ビール大ビン1本
633
253
29
レモンサワー2杯
200
292
50
ウィスキーダブル1杯
100
237
40
  *概算として「ml」を「g」に換算しています


恐ろしいカロリーとアルコール量になりますよね!私は、居酒屋で飲んだ翌日は、お昼におにぎり2個、夜は焼き魚等の軽い和食にして、「美食のあとは粗食」を実行するようにしています。飲んだ翌日の体の重さが、だんだん軽くなっていくのが、体感できます。少し、寂しい思いはしますが、あなたも試してみては、いかがですか。


【参考記事】
アルコールと中性脂肪
高血圧とアルコール
お酒を飲むなら、同時に大量の「水分補給」をしましょう
中性脂肪が気になるなら「酒の肴」は大豆、魚、鶏肉で
「煙草をやめるぐらいなら、死んだ方がマシ」という方へ

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2007年01月18日 10:52