「糖質ゼロ」発泡酒は本当に内臓脂肪がつかないのか?

メタボリックシンドロームへの関心の高まりを受けて、2008年春、「糖質ゼロ」をうたった発泡酒の発売が相次いでいます。中高年やダイエット志向の女性に人気があるようですが「糖質ゼロ」ということは、本当に「内臓脂肪がつかない」・「太らない」ということにつながるのでしょうか。

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糖質が「ゼロ」=カロリー「ゼロ」ではない


従来の発泡酒よりも約20%カロリーが低いだけ


確かに、余った糖質は、中性脂肪として体内に蓄積されるので「糖質ゼロ」はありがたいことだと思います。しかし、糖質が「ゼロ」だからといって、カロリーが「ゼロ」というわけではありません


酒類のカロリーは、糖質が多いか少ないかということよりも「アルコール度数」によって決まってくるのです。実は、アルコールは1g当たり7kcalものエネルギー(カロリー)があることをご存知でしょうか。


つまり、100mlのアルコール飲料は約100gと換算することができますので、仮にアルコール分が5%であれば100ml当たり35kcalということになるのです。350ml缶でアルコール分5%の発泡酒であれば、約123kcalというエネルギーが含まれることになります。


ちなみに、発泡酒キリン「のどごし<生>」(糖質10.9g)のエネルギーは、155kcalで、アルコール分5%なので155kcal−123kcal=32kcalが糖質の分だということになります。


結論として、糖質「ゼロ」をうたった発泡酒は、従来の発泡酒よりも約20%カロリーが低いだけということになるのです。糖質の含有量がいくら少なくても、全体のカロリーがあまり変わらなければ、メタボリックシンドロームやダイエットに効果があるとは言いにくい状況です。


また、「これを飲めば、メタボに効くんだ」と勘違いして(飲みたい口実として?)、大量に飲んでしまう場合があるとしたら、これは全くの逆効果になります。


ちなみに、「キリンゼロ」は、アルコール分がビール系飲料の中で最も低い3%ですので、カロリーも他社製品より低くなっています。


一方、サントリーの「ゼロナマ」は、麦芽の中で糖質の少ない部分を使い、独自の製法でうまみを増加させたといい、「健康は気になるがウマいビールも飲みたい」という人にはおススメのようです。


結局、お酒は「ほどほどに」、「飲みすぎはダメ」ということに変わりはないようですね。


【参考記事】
中性脂肪をためない「朝食」のポイント
中性脂肪をためない夕食のポイント
アルコールと中性脂肪
カロリー「0」の砂糖とは?
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2008年04月27日 10:26