COPD(慢性閉塞性肺疾患)と似ている病気
COPDにともなうセキ、タン、呼吸困難といった症状は、他の呼吸器の病気でもみられますが、それぞれ原因も治療法も異なります。COPDとその他の呼吸器病の違いは以下の通りですが、気になる症状があれば、自己判断せずに、医師の診察を受けるようにしましょう。
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●気管支喘息
気管支喘息は、気管支が広い範囲にわたって急激に収縮を起こして細くなる病気です。発作が起きた時には、呼吸、特に吐く息の流れが妨げられ、苦しくなります。COPDの場合は、動くと息苦しくなりますが、喘息は就寝時などじっとしていても呼吸困難の発作を起こします。また、COPDは、慢性的に呼吸機能が低下して、もとに戻ることはありませんが、喘息の場合は発作が治まると、呼吸機能が完全に正常に戻ります。
●急性気管支炎
急性気管支炎は、気管や気管支に起こる急性の炎症です。その多くは、かぜやインフルエンザの合併症として起こります。主な症状は、急にひどいセキとタンが出ることです。タンはさらさらした水状のものから、徐々に粘性のある黄色や褐色の膿が混じったものになります。
●肺炎
肺炎とは、病原微生物が肺の一番奥にある肺胞にまで入り込み、増殖し、肺の組織を侵す病気です。熱、のどの痛み、鼻水などのかぜ症状に始まり、高熱、ひどいセキ、タン、血痰が続き、胸痛、息苦しさをともないます。
抗生物質によって、細菌性の肺炎の多くは治療がしやすくなりましたが、抵抗力が未熟な乳児や抵抗力が衰えた老人、慢性呼吸器疾患、手術後などで免疫力が低下した人にとっては致命的な病気となることもあります。
●肺結核
肺結核とは、結核菌による慢性の肺炎です。生活水準の向上や治療法の進歩によって患者数は激減しましたが、高齢者や不摂生な生活をしている人、病気によって抵抗力・免疫力の低下している人にとってはおそろしい病気です。セキや寝汗、発熱をともなうのが特徴でひどくなると血痰がでます。
●肺がん
肺がんは、現在がん死の第一位の病気です。結核の減少に反比例するように、肺がんが増加の一途をたどっています。欧米ではタバコの害が問題視され、徹底的に禁煙運動が行われ減少傾向にあります。初期の症状としては血痰が出ることがあり、進行してくると体重が減少するのが特徴です。COPDの患者さんも体重は減る傾向にありますが、肺がんでは年単位で徐々に痩せていくところが特徴です。
【参考記事】
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COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、肺がどうなってしまうのか?
2006年01月14日 15:59



