コレステロールの話

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  • コレステロールの正体は?

    私たちの体には合計約100gのコレステロールが常時、存在しています。脳に25g、筋肉に25g、血液中に10g、副腎や肝臓、肺、神経細胞、動脈壁などの組織にも存在しています。コレステロールは私たちの体にとって、なくなはならない大切な脂肪であり、1日あたり1〜1.5gは必要だといわれています。

  • コレステロールはどこに溜まるの?

    必要量を超えた、体にとって余分なコレステロールは、中性脂肪のように脂肪組織に溜まっているのではなく、血液の中を常に移動しています。体内に入った余分なコレステロールはほとんど体外に排出されずに、最終的には動脈壁に付着することで処理されるしかないのです。

  • 動脈硬化の真犯人はコレステロール?

    コレステロール、その中でもLDLコレステロールそのものが、動脈硬化を引き起こすのではありません。血管壁などで、酸化したLDLコレステロールこそが動脈硬化の真犯人なのです。体内で過剰になったコレステロールは細胞内に取り込まれずに、血液中や血管壁の間を出入りしながら浮遊する事になり、酸化物質の格好の餌食になるのです。

  • 動脈硬化のできるメカニズム

    動脈の内壁をおおう内膜が、高血圧などのせいで傷つけられると、その傷に酸化したLDLコレステロールが浸み込んで、悪事を働くようになります。通常なら、体内の異物処理班である「マクロファージ」によって食べられるはずなのですが・・・

  • 血栓とは?

    血栓とは、血管を流れる血液が固まってできる、血液の「かさぶた」のようなものです。そして、それが血管に詰まってしまう状態を血栓症と言います。血栓は、人間の体になくてはならないもので本来悪者ではありません。傷などで出血しても、血栓のおかげでかさぶたができ、大量の血液を失わなくて済みます。それは、体内の破れてしまった血管なども同様なのです。

  • 長寿症候群とは?

    長寿症候群とは、遺伝的にHDLコレステロールが異常に多い人たちのことを言います。ある意味、とてもうらやましい人たちですね・・・そしてたったこれだけの理由で、寿命が平均よりも4年も長いといわれているのですが・・・

  • 女性の動脈硬化は50歳からが危ない

    閉経後の狭心症や心筋梗塞・脳梗塞などの疾患の発現率は、なんと閉経前の約2倍にもなります。女性も若いうちからの中性脂肪・コレステロール対策が「転ばぬ先の杖」ということになりそうです。女性ホルモンのエストロゲンは、肝臓の酵素に働きかけて血液中のLDLコレステロールが増えすぎないように抑え、しかも肝臓でのHDLコレステロールの合成を促してくれているのです。

  • 超悪玉コレステロールとは?

    コレステロールの中で最近、注目を集めているのが悪玉中の悪玉である”超悪玉コレステロール”(スモールデンスLDL・小型で比重が重いLDL)です。総コレステロール値やLDLコレステロール値の2つの値がそれほど高くなくても、心筋梗塞で突然死することがあるのです。

  • 足の動脈硬化が怖い?

    閉塞性動脈硬化症」とは足の動脈が動脈硬化のために狭くなったり閉塞して、足の筋肉への血流が減り、足が痛むなどの症状が出る病気です。この病気は早くキャッチできるかどうかで、予後(治癒後の経過)は全く違ってくるといわれています。

  • 一酸化窒素が体内の動脈硬化を防ぐ

    一酸化窒素・・・?聞きなれない物質の名前ですが、近年中高年が絶対に知っておきたい物質のひとつだといいます。なぜでしょうか?一酸化窒素の最も注目されている健康効果は「血管拡張作用」です。また、一酸化窒素の血液サラサラ効果は、中高年が特に押さえておきたい点で、NOには血液が固まるのを防ぐ作用があって、ドロドロ血をサラサラ血に変えるのことができるのです。

  • コレステロールは少し高めの方が良い?

    総コレステロール値が基準値の220を上回る240から260ほどで推移して、コレステロールを下げる薬も飲んでいなければ、食事制限もさほど厳密にしていないが、とても元気な高齢者がいます。

  • コレステロールは低いと「がん」の危険性が高まる?

    多くの高齢者を診てきた経験豊かな医師たちは、「高齢者の場合、基準値を少し上回るぐらいの方が、元気な人が多い」との実感を持っている人が多いといいます。以前、東海大が6年間、60歳代を中心とした約3万人を対象に、総コレステロール値と死亡率の関係を調べました。その結果、最も死亡率が低いのは、総コレステロール値220〜239の場合だったそうです。

  • 高コレステロール血症の診断基準が変更になる?

    現在の「高コレステロール血症」の診断基準値は、「血清総コレステロールが220mg/dl以上」とされています。ところが、日本動脈硬化学会は2007年2月の会議で、従来の「総コレステロール」による診断基準ではない、新しい診療ガイドラインを策定しました。その内容とは・・・