脂肪肝って何?肝硬変になっちゃうの?

脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰にたまった状態で、簡単に言うと肝臓の肥満症です。脂肪肝は放置しておくと大変な事に・・・肝細胞が脂肪でいっぱいになると、細胞がふくらんで肝内の血管が圧迫され、肝臓内部の血液の循環が悪くなり、それに伴って肝機能が低下していきます。


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肝臓は「油まみれ」で一生働いています


脂肪肝とは!?


脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪がたまった状態で、簡単に言うと肝臓の肥満です。但し、アルコール性の脂肪肝は性質が悪く、飲酒を続けると肝臓に線維が増える肝線維症、さらには肝硬変に進むこともあります。


皮下や内臓に中性脂肪がたまると肥満になりますが、肝臓にたまると脂肪肝になります。肝臓がフォアグラのような状態になったといえば、わかりやすいかもしれません。


健康な肝臓でも、中性脂肪は約3%程度含んでいますが、10%を超えると脂肪滴(しぼうてき)といわれ、肝細胞の1/3を占めると脂肪肝と診断されます。脂肪肝になっている組織を顕微鏡で見ると、肝細胞内に球状の脂肪(脂肪滴)が異常に増えているのがわかります。


正常な肝臓の脂質は、約3分の2がリン脂質で占められ、主に細胞の膜を構成し、残りの約3分の1がコレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸になっています。


ところが脂肪肝では、中性脂肪が異常に増加して、本来であれば蓄積されるべきコレステロールやリン脂質が蓄積することができなくなってしまうのです。






脂肪肝はなぜ男性に多いのか?


脂肪肝は、年代では30〜70代に多く、男性では40歳前後、女性では40代以降の中高年に多発しています。性別では、なぜか男性の方が多く発症しています。


「内臓脂肪と皮下脂肪は違うの?」でご案内いたしましたが、もともと内臓脂肪は男性の方が溜まりやすい事に、起因していると思われます。肝細胞が脂肪でいっぱいになると細胞がふくらんで肝内の血管が圧迫され、肝臓内部の血液の循環が悪くなり、それに伴って肝機能が低下していきます。


その結果、からだがだるくなったり、疲れやすくなったりします。しかし、多くの場合、初期の自覚症状はなく、会社の健康診断やほかの病気の検査を受けて偶然発見される場合がほとんどです。


脂肪肝で多いのが、肥満を伴うもの、糖尿病に合併するもの、多量の飲酒に付随するものです。肥満の人と糖尿病患者の約50%、多量の飲酒をする人の約80%が脂肪肝にかかっています。


そのほか、ステロイドなどの副作用による薬剤性、極端な飢餓や拒食症による栄養障害もあります。特殊な場合として、妊娠末期の急性脂肪肝やライ症候群に伴う脂肪肝もあります。栄養過多によるものでは重症になることはありませんが、ほかの原因の場合は、黄疸など重篤な肝障害を起こす場合もあります。


まとめると・・・


1. 栄養失調性脂肪肝

 1) 過栄養性脂肪肝

 2) 栄養欠乏性脂肪肝

2. アルコール性脂肪肝

3. 薬物性・中毒性脂肪肝

4. 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

5. 急性妊娠脂肪肝

というような種類があります。

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2005年10月23日 17:28