内臓脂肪と皮下脂肪は違うの?

内臓脂肪型」肥満とは、腸を取り囲む腸間膜(腸がお腹の中でからまないように包んで支えている薄い膜)に脂肪がつきすぎた状態のことをいいます。一方、皮下脂肪とは、文字どおり皮膚の下につく脂肪のことです。女性は、妊娠・出産をしますので、胎児を守るために、もともと皮下脂肪が多くつくようになっています。

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「皮下脂肪型」肥満は心配がない?


女性も閉経後は、内臓脂肪がつきやすい


腸間膜に脂肪がたまって「内臓脂肪型肥満」になると、その内臓脂肪から血液中に遊離脂肪酸が大量に放出されます。腸間膜の血液は、門脈という血管を経由してすべて肝臓に流れ込む仕組みになっているため、遊離脂肪酸は門脈を経て、すべて肝臓に流れ込んでいくのです。


肝臓に流れ込んだ遊離脂肪酸の一部は、筋肉に運ばれエネルギー源として利用されますが、内臓脂肪が多いほど放出される遊離脂肪酸の量も多くなり、利用されない遊離脂肪酸も大量になります。


この余った遊離脂肪酸を原料に、肝臓は中性脂肪やコレステロールを大量に合成して血液中に流し込みます。当然、血中の脂肪分は増加します。そして、おのずと高脂血症になってしまい、動脈硬化を引き起こす引き金となってしまうのです。


一方、皮下脂肪とは、文字どおり皮膚の下につく脂肪のことです。女性の肥満の多くは、この皮下脂肪の多いタイプの肥満です。女性は、妊娠・出産をしますので、胎児を守るために、もともと皮下脂肪が多くつくようになっています。


皮下脂肪型肥満は、下腹部から、おしりにかけて脂肪が多くつくため、洋なし型肥満ともよばれています。内臓脂肪はたまりやすく減りやすいのですが、皮下脂肪はなかなか減りにくいのが特徴です。皮下脂肪は、内臓脂肪に比べると、高脂血症や高血糖、高血圧といった生活習慣病への悪影響は少ないことがわかっています。一部の研究によれば、むしろよい働きもあるといわれています。


但し、女性も閉経後は、内臓脂肪がつきやすくなりますので、メタボリックシンドロームにも注意しなくてはなりません。


【参考記事】
痩せていても肥満?
「内臓脂肪型」肥満はなぜ怖い?
内臓脂肪をためる生活習慣とは?
メタボリックシンドロームとは?
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2005年10月22日 18:00