脂質・脂肪・脂肪酸の違いは?
脂質・脂肪・脂肪酸などの言い方は、コレステロールや中性脂肪の話には、必ず出てきます。専門家の方も自分の専門分野の中で、表現しやすいように使いますので、厳密には解釈の仕方がいろいろあるようです。ここでは、少し薬学的に簡単に整理してご案内しています。
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●一般的な会話の中では脂肪=中性脂肪で問題はない
脂質とは、水に溶けずにエーテルやクロロホルムなどの有機溶媒に溶ける成分で、人間の体の中で、代謝される物質をいいます。脂質という言い方は、栄養学的に糖質(炭水化物)・たんぱく質と対比して使われる(すべて○○質)場合があります。さらに細かくいうと、脂質は単純脂質(脂肪など)、複合脂質(リン脂質、糖脂質)などに分類されますが、栄養学的には脂質=脂肪と解釈される場合が多いです。
脂肪といった場合は、一般的にはイコール中性脂肪(トリグリセリド)と捉えていて良いと思われます。厳密には、脂肪といった場合は中性脂肪・コレステロール・脂肪酸・リン脂質の4つを指します。
脂肪酸は、脂質の1種であり、中性脂肪の構成成分でもあります。化学的にいうと、分子構造である鎖式(くさりしき)炭化水素から、水素が1つとれた鎖式炭化水素基にカルボキシル基が結合したものです。
脂肪酸には、炭素の結合の仕方で、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。
飽和脂肪酸は酸化しにくい反面、摂りすぎると血中のコレステロールを増やす性質のある脂肪酸です。肉の脂肪をはじめ、やし油、カカオ脂などの植物油に多く含まれています。(詳しくは中性脂肪を構成する脂肪酸ってな〜に?)
不飽和脂肪酸には、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の2種類があり、酸化しやすいものの、中性脂肪を減らす働きをします。魚油のほかにサフラワー油、ごま油などの植物油に多く含まれています。(詳しくは不飽和脂肪酸とは?)
【参考記事】
中性脂肪って何?
中性脂肪って体に必要なの?
なんで酸性でなく「中性」なの?
中性脂肪=脂肪のこと?
中性脂肪は筋肉とどこが違うの?
中性脂肪とコレステロールの違いは?
2005年10月22日 08:35



