中性脂肪と血管・血圧・血液ドロドロの関係
血管は年齢と共に壁が厚くなり、弾力性も失って硬くなります。また一般に「血液ドロドロ」といわれる状態は、コレステロールや中性脂肪が高くなり血液の流れが悪くなる、あるいは動脈硬化によって血管内膜が傷つくことによって血が固まりやすい状態になることを言います。
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●血液がドロドロとは、血液が流れにくくなる状態
血管は年齢と共に壁が厚くなり、弾力性も失って硬くなります。首筋にある直径約5〜10mmの「頚動脈」の血管壁の厚さは40歳代で0.7mmほどですが、10年で0.1mm厚さが増すと言われています。
また、30歳ごろから血管の壁にカルシウムがくっつく石灰沈着が始まり、50歳を過ぎるころからは、血管を包み弾力性を保つ筋肉の細胞が減少していくと言う報告もあります。
血液がドロドロとは、何らかの理由で血液が流れにくくなる状態を言います。血液の粘度が上昇すると血液の流れは悪くなります。多血症や血液中のγ―グロブリンというたんぱく質が異常に多くなる疾患では極端にドロドロになります。
一般に「血液ドロドロ」といわれる状態は、コレステロールや中性脂肪が高くなり血液の流れが悪くなる、あるいは動脈硬化によって血管内膜が傷つくことによって血が固まりやすい状態になることを言います。
その結果、心筋梗塞や脳梗塞といった血管が詰まってしまう病気に進展することがあります。血液の流れが悪いので当然、心臓はポンプ圧を引き上げますので「高血圧」という状態になります。
「血が固まりやすい状態」とはどういうことでしょうか?
正常な状態では、血液は固まることなく体内を循環しますが、各種の原因で血栓と呼ばれる固まりができることがあり、血栓が出来る状態を血栓症ともいいます。
血栓症が起きる原因は何なのでしょうか?
動脈硬化の進行に伴い、血管の内側にある内膜という壁の下に酸化した悪玉コレステロールに起因するカス(プラークと呼ばれています。)がたまっていきます。次にそのプラークが破綻して、これを覆っていた内膜がはがれ落ち、そこに血栓形成がおこります。
このほか、血流の停滞や乱れ、脱水や他の原因で血液がドロドロ状態になることも、血栓の形成に関与する重要な因子です。血液中の悪玉コレステロール、中性脂肪や糖分が高い状態が続くと、赤血球の柔軟性が低下し、血栓の核となる血小板が固まりやすくなり血栓が出来やすくなります。
肥満者(特に内臓脂肪蓄積型)では静脈血栓症や心筋梗塞などが起こりやすいことが知られています。 血栓を予防するには後のページで出てくる「食事療法」と「運動療法」を地道に実行していくしかありませんが、「脱水」の予防も大切です。
運動時や暑い時、就眠時などに脱水状態に傾き、血液が濃くなることで血栓が出来やすくなります。そのような時は早めの水分補給をしましょう。
また就眠前の水分補給は「命の水」とも呼ばれ、就眠中の脳血管障害や心筋梗塞の予防に効果的とも考えられていますので寝る前の1杯の水は習慣付けたいものです。(血栓については「コレステロールこぼれ話」の「血栓とは?」で詳しくご案内しています。)
2005年10月30日 14:28



