リンゴポリフェノールが脂肪の蓄積を抑制

中高年になるとだんだん固いものを食べるのがおっくうになってきます。しかもリンゴは糖分が多そうで、敬遠している方も多いかと思います。ところがリンゴには優れたポリフェノールが含まれていて、体内に脂肪が溜まるのを防いでくれる働きがあるというので驚きです。皆さんも、リンゴの効用を見直して、毎日いい音を立てながら食べる事にしませんか?

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リンゴには3種類のポリフェノールが含まれている


プロシアニジンに体内の脂肪蓄積を強く抑制する作用


リンゴの皮や果肉には、なんと3種類ものポリフェノールが含まれています。3種類のポリフェノールとは、エピカテキン・プロシアニジン・アントシアニンというものです。一つの果物に3種類ものポリフェノールが含まれているのは、とても珍しいことです。ポリフェノールは「抗酸化体質になる」でもご案内しているように大変優れた抗酸化物質です。しかもその抗酸化物質が3種類も入っているということは、かなりの抗酸化力が期待できるのです。


また最近になって、その中の1種であるプロシアニジンに体内への脂肪の蓄積を強く抑制する働きがあることが明らかになりました。弘前大学農学生命化学部の長田教授がラット(ねずみの一種)を使った実験でプロシアニジンを与えたラットの「糖から脂肪を合成する酵素」の働きを50%以上も抑えていたというものです。


その脂肪合成抑制力は茶カテキンと同程度のものともいわれています。又、過去にはリンゴポリフェノールが体内コレステロールの低下作用や過酸化脂質の吸収阻害作用があることも明らかになっていました。さらにリンゴに含まれるペクチンという別の物質もコレステロールに良い働きをしていることもわかっています。今後は、さらに詳しいメカニズムの解明やヒトによる実験がなされることを楽しみにしたいところです。


リンゴ1個には、150〜200mgのポリフェノールが含まれていますが、その約半分はプロシアニジンが占めています。また、リンゴの皮には果肉と比べて約4倍のポリフェノールが含まれています。そしてペクチンは皮と果肉の間に多く含まれています。リンゴポリフェノールや他の栄養素は、ジューサーにかけてジュースにしても破壊されることはありません。もちろん、ご想像の通り、りんごには天然食物繊維(水溶性と不溶性の両方)も含まれています。


また、リンゴポリフェノールはスーパーで売っている赤々したものよりも未成熟なものや青いリンゴの方が多く含まれているといわれています。


但し、リンゴそのものには糖質も含まれていますので、1日1個程度を継続的に食べることがリンゴポリフェノールの恩恵を受けるには良いかなと思われます。さあ、「固いものがおっくう」なんて言っていないで、昔の歯磨きの宣伝ではないですが(年がばれる?)、シャキシャキと音を立ててリンゴを皮ごと食べてみませんか?「あの音がたまらなくイヤ」という方もいるようですが・・・

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2006年02月22日 20:33