ジャガイモが善玉コレステロールを増加 ラット実験で確認

ジャガイモといえば、北海道。その北海道十勝のジャガイモの年間収穫量は91万1000トン(2004年)。そのうち約4割の37万トンが、でんぷんの原料となっています。そして、その約1割はでんぷんかすとして廃棄物処理されてしまいます。その廃棄量はなんと、年間2000トン近くに及ぶといいます。

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ジャガイモは良質なタンパク源


中性脂肪・コレステロールに良好な結果が


ところが、でんぷんかすには、良質なたんぱくが5、6%含まれているのです。そして今回、このでんぷんかすに含まれるジャガイモのたんぱくの分解物「ペプチド(複数のアミノ酸が結合したもの)」に、善玉コレステロールを増やす効果があることが帯広畜産大の実験で分かったそうです。


また、ジャガイモたんぱく自体も、良質な植物性たんぱくとして知られる大豆たんぱくと同程度に良質なことが分かりました。かすといわれる廃棄物の中に、こんな貴重な栄養素があるなんて驚きを隠せません。


実験には、でんぷん工場の廃液から精製したペプチドを使用。大豆とジャガイモのペプチド、カゼイン(乳性たんぱく)をそれぞれ20%含む餌を4週間、ラットに与えたというものです。


結果はどうであったのでしょうか。

□大豆、ジャガイモともに総コレステロール量はカゼインより10%前後低下
□善玉コレステロール値は大豆で下がったのに対し、ジャガイモでは上昇
□悪玉コレステロール値は両者で下がりましたが、ジャガイモが大豆より下降
□中性脂肪値は、ジャガイモが大豆の約半分に下降


また、たんぱくの比較では、アミノ酸組成のバランスの良さから「畑の肉」と称される大豆と、必須アミノ酸(18種類)含量が16種類で同程度の値を示し、良質な植物たんぱくであることも分かりました。


「ジャガイモが高脂血症に良い」というのは、早計かもしれませんが、良質なタンパク源として積極的に摂取することは悪くはなさそうですね。腹持ちも良いし、満腹感もあるので、食べ過ぎてしまう方には、さらに良いかもしれません。


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2006年06月03日 17:23