キムチはお通じを快適に、そして脂肪を増さず筋肉を増加

女子大生37人を対象にしたキムチに関する実験で、「キムチには排便を促す効果がある」という結果が得られたとの報道がありました。実験を始めて2週間後の検査で、24人(65%)は排便の量が平均23%増え、軟らかくなり、23人(62%)は体重が増加したといいます。但し、その内21人は、体脂肪が増えずに骨量や筋肉量が増えたという積極的な体重増加が見られたということです。

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キムチには乳酸菌・カプサイシン・ビタミン・ニンニクが豊富


笑顔の合図「キムチ」は、健康の合図なのかもしれません


実験をしたのは、桃屋(江戸むらさき等で有名な)の研究所。研究所では、2005年9月-12月、18歳-22歳の学生37人にキムチを漬け込むために使うトウガラシやニンニクなどの薬味成分を1日に10グラム、鍋料理や納豆に混ぜて食べさせた。


実験を始めて2週間後の検査で、24人(65%)は排便の量が平均23%増え、軟らかくなり、23人(62%)は体重が増加したといいます。但し、その内21人は、体脂肪が増えずに骨量や筋肉量が増えたという積極的な体重増加が見られたということです。

 
そして、なんと悪玉コレステロール(LDL)が23人(62%)で減少したともいいます。生活習慣病のリスクがある基準値以上だった8人のうち4人は基準値以下になったそうです。(女子大生37人中8人、20%にリスクがあるのも驚きですが・・・)






キムチの健康成分


もともとキムチは乳酸菌の発酵食品です。(キムチと乳酸菌はイメージが合わない人が多いと思いますが)キムチにたくさんついている乳酸菌は、腸内にいる有害細菌の増殖を抑えることによって、腸の働きを正常にします。したがって「キムチには排便を促す効果がある」というのは当然といえば当然なのかもしれません。しかし、ご存知の通り乳酸菌は、体内では長く生きることが出来ません。だから今回の実験方法でもわかるように、乳酸菌の効果を最大限引き出すためには、キムチを毎日食べることがとても良いということになりますね。


また、悪玉コレステロール(LDL)の減少に関しては、キムチに豊富に含まれる生野菜の食物繊維が効果的に働いたのでないかと推測しています。せっかくですからもう少し、キムチの健康に良いその他の成分の話をまとめてみましょう。


一般的に、生野菜にはビタミン類がたくさん含まれていますが、いったん塩漬けにするとビタミン類は減少してしまいます。しかしキムチは、微生物の働きで、野菜類になかった新しいビタミン類が大量に作り出されるのです。


しかも塩辛類を加えて漬けたキムチには、普通の野菜類には含まれていないビタミンB12が含まれているのです。(ビタミンB12は不足すると悪性の貧血になるビタミン)私たちの体に対するビタミンB12の必要量は、普通のキムチの量で充分なくらいなのです。このように、キムチは微生物の力によって、効率の良いビタミン貯蔵庫になっているというわけです。


また、キムチといえば、欠かせないのが唐辛子。唐辛子には、ご存知カプサイシンという辛味の成分が多く含まれています。カプサイシンは消化器官を刺激して、食欲増進・消化促進などをの効果があります。また、カプサイシンの刺激は血管を拡大して血行を良くし、エネルギー代謝を増大させ、体を温めてくれます。つまり、唐辛子の辛味成分には、エネルギーを消費させ、脂肪(特に内臓脂肪)を減らすという効果があるのです。


また、キムチにはニンニクもふんだんに使われます。ニンニクをすりつぶした時に生ずるアリシンという物質は、強力な抗菌効果を持っているので、腐敗菌などの有害な細菌を防ぐという効果があります。そしてアリシンは、キムチ熟成の過程で、微生物の働きによって多く作られるビタミンB1と結びついて強力な「ニンニク型ビタミンB1」を作り出します。


最後に・・・キムチの乳酸菌による健康効果を最大化するには、じっくりと自然熟成した“発酵キムチ”が良いという人がいます。キムチを漬け始めて3週間後に、含まれるビタミンB1、B2の量が最も多くなるというのです。浅漬けより熟成期に、しかも賞味期限ギリギリに食べるのが良いようですね。(キムチは時間がたつと発酵が進んで酸っぱくなりますが、品質には全く問題ありません)


【参考記事】
食物繊維と中性脂肪
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「豚肉のキムチ炒め」〜カプサイシンが脂肪を落とす〜
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2006年09月16日 17:47