温州みかんに含まれるβ−クリプトキサンチンが脂肪減少

2007年10月19〜20日に開催された「第28回日本肥満学会」で、京大などの研究チームが、温州(うんしゅう)みかんに含まれる「β(ベータ)−クリプトキサンチン」が、脂肪細胞の肥大を抑制し、脂質合成を抑えることを発表しました。

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β−クリプトキサンチンとはカロテノイドと呼ばれる成分の一種


温州みかんのβ−クリプトキサンチンの量は、オレンジなどの60倍


β(ベータ)−クリプトキサンチンとは、「カロテノイド」 と呼ばれる成分の一種です。カロテノイドはこのほかに、「α−カロテン」 「β−カロテン」 「リコピン」 などの種類があります。β−クリプトキサンチンは、温州みかんのほか、オレンジやグレープフルーツなどにも含まれています。


また、温州みかんとは、特別な「みかん」ではなく、一般に「みかん」といわれている日本の代表的な柑橘類で、皮が薄くて、むきやすく、食べやすいのが特徴です。


研究チームの発表では、β−クリプトキサンチンによる核内受容体である「PPAR−γ」(活性化すると白色脂肪細胞を増やす)に対する抑制作用を明らかにした。また、脂質の生成及び中性脂肪合成に関する遺伝子発現量の減少も同時に突き止めた。


核内受容体とは、細胞の核の内に存在するホルモンやビタミンなどの受容体として転写調節因子の役割を担うタンパク質の総称。糖代謝、骨代謝、抗炎症作用、免疫制御などの重要な生命機能にかかわる種々の遺伝子発現制御を行っています。


β−クリプトキサンチンは、オレンジ類やグレープフルーツ、あるいはレモンなどにも含まれています。しかし、これらに含まれているβ−クリプトキサンチンの量は、ごく僅かです。


これに対し、温州みかんに含まれているβ−クリプトキサンチンの量は、なんとオレンジやグレープフルーツの約60倍といわれています。


また、別の研究結果によれば、β−クリプトキサンチンを1日に1mg 摂取すると、発がん予防の効果が期待できるとのことです。最近では、β-クリプトキサンチン・β-カロテンが、血清中に多くある人は、高血糖が原因の肝機能障害の程度が低く、動脈硬化度も低いという結果も出ているようです。


温州みかん1個(約100g)には、およそ0.6mgのβ−クリプトキサンチンが含まれています。毎日、1〜2個は温州みかんを食べたいものです。


【参考記事】
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2007年11月11日 09:15