ミカン由来成分「糖転移ヘスペリジン」が中性脂肪を低減
ミカン由来の成分「糖転移ヘスペリジン」が、中性脂肪の低減や血圧の抑制などの効果があることがわかってきて、食品や医薬品・化粧品など製品化のための研究が進んでいるといいます。ミカンを食べて、中性脂肪が下がるとは、なんともおいしい話ではありませんか。
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●ヘスペリジンは「皮」や「袋」、「スジ」の部分に多く含まれる
ヘスペリジンは、かんきつ類から抽出された天然の有効成分で「ビタミンP」ともいわれています。ヘスペリジンは、ポリフェノールの一種で、ミカンの陳皮の主成分です。ビタミンPは、ビタミン様物質と呼ばれるもので、ヘスペリジン・ルチン・エリオシトリン等の総称です。
そのヘスペリジンが、どのように中性脂肪の低減効果を発揮するのでしょうか。
おさらいですが、中性脂肪が増加すると、善玉コレステロールを減らし悪玉コレステロールを増加させるので、動脈硬化を引き起こしたり、脳血栓や心筋梗塞の原因にもなりましたよね。
過去の動物を使った実験では、血中脂質が正常なラットと高コレステロール血症を誘発したラットに、ヘスペリジンを投与すると、コレステロール値、LDL値(悪玉コレステロール値)、総脂質およびトリグリセライドの濃度を著しく低下させる一方で、HDL値(善玉コレステロール値)の濃度を上昇させたという実験報告がありました。
また、毛細血管に対する作用も、広く知られています。
毛細血管は、体の組織と栄養や酸素のやりとりをしているので、適度に透過性が保たれている必要があります。ヘスペリジンは、この透過性が良くなり過ぎるのを抑える働きがあるのです。
毛細血管の透過性が良くなり過ぎると、浮腫(むくみ)・出血および高血圧などの症状で表れて、糖尿病や潰瘍(かいよう)などの疾病を引き起こすことがあるのです。
その他の作用には、血流改善効果・抗アレルギー作用・発ガン抑制作用などがあるといわれ、ヨーロッパでは血管系疾患やリウマチ・関節疾患の医薬品としても使われています。
しかし、ヘスペリジンは、水に溶けにくく、体内への吸収が悪いのが難点でした。ところが最近になって、糖転移酵素で、ブドウ糖をくっつけて、溶けやすくすることに成功していて、体内への吸収性が飛躍的に高まったといいます。
但し、ヘスペリジンは、みかんの実の部分よりも「皮」や「袋」、「スジ」の部分に多く含まれています。みかんの皮は食べれませんので、「袋」や「スジ」は実と一緒に食べた方がヘスペリジンをしっかりと摂取することができるということです。あなたがミカンの実だけを食べていたとすると、とてももったいない話ですね。
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2010年03月07日 10:28



