カテキンと中性脂肪
カテキンは、水溶性の多価ポリフェノールで、緑茶や紅茶の渋み成分です。俗に、「抗酸化作用がある」、「コレステロールを低下させる」、「抗菌作用がある」などといわれています。ヒトでの有効性については、「体脂肪が気になる人に適する食品」、「虫歯の原因になりにくい食品」として、茶カテキンを関与成分とした特定保健用食品が厚生労働省より許可されています。
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●カテキンとは?
カテキンは、水溶性の多価ポリフェノールで、緑茶や紅茶の渋み成分です。俗に、「抗酸化作用がある」、「コレステロールを低下させる」、「抗菌作用がある」などといわれています。
ヒトでの有効性については、「体脂肪が気になる人に適する食品」、「虫歯の原因になりにくい食品」として、茶カテキンを関与成分とした特定保健用食品が厚生労働省より許可されています。
●カテキンに種類があるの?
日本の伝統飲料である緑茶には、主に8種類のカテキンが含まれています。この8種類は、ガレート基の有無という構造上の違いによって、ガレートエステル型カテキン(ガレート基をもつもの。以下、ガレート型カテキン)と遊離型カテキンとに分けられます。
これまでに動物実験においてガレート型カテキンにのみ、顕著なコレステロール低下作用を認め、ヒトにおいても、ガレート型カテキン配合緑茶飲料を用いて血清コレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロール値を低下させることが確認されています。
●緑茶ポリフェノール、茶カテキンは違うの?
緑茶ポリフェノール、茶カテキン、ガレート型カテキン等いろいろ呼び方が混在していますが・・・緑茶ポリフェノールの中に、茶カテキンが含まれます。緑茶ポリフェノールのうち、約80%が茶カテキンになります。
茶カテキン以外の緑茶ポリフェノールには、タンニン酸やフロボノール、ケルセチン、ケンフェロールなどが含まれています。
また、一般に茶カテキンとはカテキン・エピカテキン・ガロカテキン・エピガロカテキン・カテキンガレート・エピカテキンガレート・ガロカテキンガレート・エピガロカテキンガレートの8種類のカテキン類の総称として使われているのです。
●ガレート型カテキンの効果実験
ガレート型カテキンの食事による中性脂肪の上昇抑制効果も確認されています。食事から摂取した脂肪は腸管から吸収され、一時的に血中中性脂肪濃度が高くなりますがもしそのまま中性脂肪値が高い状態が続くことになると心臓病発症のリスクが高まると考えられています。

このグラフの実験方法は、バターを塗った食パンを摂取することにより、バター由来の脂肪が吸収され、血中中性脂肪値が上昇していく経過を測定しています。
このとき、ガレート型カテキンを含む試験飲料を同時に飲用したことにより、血中中性脂肪値の上昇抑制が確認されたという実験結果です。ガレート型カテキンの摂取は、食後の中性脂肪値の上昇を穏やかにすることが期待できると考えられています。
(株式会社伊藤園中央研究所資料より引用)
●カテキンは体の中でどうやって作用するの?
食事の中の脂質は小腸から吸収され、血液によって全身の様々な組織に送られます。体の中で脂質代謝に大きく関わっているのが肝臓です。脂質の一部は肝臓で「β酸化」というエネルギーを得るための分解を受け、最終的に水と二酸化炭素になります。
これは、肝臓(肝細胞)にある脂質を燃焼させエネルギー化するための酵素(β酸化関連酵素)の働きによるものです。そして、エネルギーとして使用されなかった脂質は血液を介して全身をめぐり、脂肪組織に蓄えられていくのです。
高濃度の茶カテキンを摂取すると、血中に出てきたカテキンは肝細胞に到達することが報告されています。
遺伝子発現量が40%近く増加していること、
さらに脂質のβ酸化活性が約3倍に上昇していること
が報告されました。
これらの結果は、高濃度茶カテキンを摂取することにより、肝臓での脂質代謝が活発になり、結果として脂質の燃焼によるエネルギー消費の増加が起こっていることを示唆しています。
(花王株式会社R&D資料より引用)
2005年11月16日 19:58



