αリノレン酸と中性脂肪
「畑のDHA、EPA」ともいわれる、αリノレン酸は私たちのからだに絶対欠かせず、体の中では作れない、食品からとらなければならない必須脂肪酸です。エゴマ油、シソ油、アマニ油、フラックス油など油は、豊富にα-リノレン酸を含む植物油(60%程度)です。
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●α-リノレン酸とは?
α-リノレン酸は、炭素数18、二重結合数3の多価不飽和脂肪酸でn−3系と呼ばれるグループを代表する多価不飽和脂肪酸です。「畑のDHA、EPA」ともいわれています。
日常的には、α-リノレン酸を8〜12%程度含む菜種油や大豆油が大変良い供給源になっています。
エゴマ油、シソ油、アマニ油、フラックス油などのように、豊富にα-リノレン酸を含む植物油(60%程度)もありますが、食用油としての販売量はまだ限られています。
また、リノレン酸は私たちのからだに絶対欠かせず、体の中では作れない、食品からとらなければならない必須脂肪酸でもあります。
●α-リノレン酸の特徴は?
α-リノレン酸は、体内でエネルギーになりやすく、必要に応じからだの中で同じn−3系多価不飽和脂肪酸グループのEPA、DHAに作り変えられることが特長です。
また、α-リノレン酸とリノール酸を比較した研究では、ほぼ同程度コレステロールを下げる効果があるとの報告もありました。
●α−リノレン酸の有効性は?
俗に、「アレルギー疾患を改善する」、「がんの発生を抑制する」、「高血圧を予防する」などといわれています。ヒトでの有効性については、食事からの摂取で、心臓血管系疾患を予防するのに有効性が示唆されています。
6年にわたってα-リノレン酸を食事からよく摂取した人は男女ともに、心筋梗塞のリスクが59%低下した、またα-リノレン酸を10年摂取した女性では、死に至る虚血性心疾患のリスクが65%低下したと報告されています。
●γ-リノレン酸とは違うの?
γ-リノレン酸は、炭素数18、二重結合数3の多価不飽和脂肪酸で、α-リノレン酸と異なり、n−6系と呼ばれるグループの脂肪酸です。
一般に販売されている食用植物油で、γ-リノレン酸を含むものはほとんどありませんが、月見草油やボラージ油(ルリジサの種子油)といった特別な植物油には、比較的多くこの脂肪酸が含まれていることが知られています。
γ-リノレン酸は、からだの中でリノール酸が代謝されるときに一時的に作られる脂肪酸で、通常、からだの中に蓄積されることはありません。
しかし、γ-リノレン酸をある量以上とると、代謝されてできるプロスタグランジンE1という、ホルモンのような成分が増して、アレルギーを抑制したり、PMS症状、更年期障害を軽減するなどの効果が期待されるといわれています。
2005年11月26日 17:51



