赤血球数(RBC=Red blood cell)

血液中には、白血球、赤血球、血小板の3種類の細胞があります。その中で赤血球は、主に身体に必要な酸素を各部分に運ぶ役割をしています。赤血球は直径7〜8μm(1μmは1mmの1,000分の1)、厚さ2μmの円盤状の細胞です。ヘモグロビン濃度、ヘマクリット値とともに少なければ貧血、多ければ多血症の指標となります。

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赤血球は酸素の運搬係


赤血球の基準値は男性400〜540万/μl、女性370〜500万/μl


赤血球は、血液1μL中に平均約450万個含まれています。つまり、たった1ml(末梢血1滴は50μl(0.05ml))に、45億個もの赤血球が含まれていることになります。白血球とは、比べものにならないくらいのものすごい数ですね。赤血球の乾燥重量当たり90%は「ヘモグロビン」というタンパク質という成分でできています。したがって、赤血球とはヘモグロビンを入れた袋と考えておいてください。


赤血球の寿命は120日といわれています。仕事を終えた、老化した赤血球はひ臓などで壊されます。そして、減った赤血球を補うために、1日約2,000億個の赤血球が新しく骨髄の中でつくられています。人間の血液の量は体重の約8%といわれていますので、体重60kgの人の血液量は約4.8リットルです。したがって、1日に新たにつくられる赤血球を血液量に換算すると約44mLになります。つまり、毎日44mlの血液が新しく作られているということです。蛇足になりますが、赤血球の原料になる細胞のことを「多能性造血幹細胞」と呼び、骨髄移植とは、この多能性造血幹細胞を人から人へ移植することなのです。






赤血球が減少する場合


赤血球が減少する原因は、赤血球自体がなくなってしまったり、赤血球が壊れてしまったり、赤血球が作られなかったりとさまざまである。しかし、症状としては「貧血」というかたちで出現します。もともと女性は、男性よりも赤血球数が少ないため、女性に多く見られます。但し、女性の軽度の貧血は、ほとんどの場合、月経の関係であったり、鉄分の摂取不足、無理なダイエットや不規則な生活による偏食が原因であることが多いのです。但し、重篤な場合は白血病を含めた骨髄の病気やがん、感染症、腎疾患などが疑われます。






赤血球が増加する場合


赤血球が増加する場合は、骨髄の病気(骨髄増殖性疾患)や多血症(心肺機能異常による)が疑われます。但し、血液中のほかの細胞との関係で、相対的に赤血球が増える場合は、「ストレス多血症」や発汗による脱水状態の場合があります。最近、中高年の中間管理職にストレス多血症が増えているような気がします。多血症の場合、血液の粘度が高いため、血栓等による動脈硬化性疾患(脳梗塞・心筋梗塞)の危険性が高まります。

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2006年03月04日 16:21