「脂肪」も味覚のうち?!
脂肪の多い食品をおいしいと感じるのは、「味蕾(みらい)」と呼ばれる、舌の味を感知する細胞に脂肪を味として認識する機能があるため、という研究結果が報告されました。バランスの悪い食習慣や不健康な生活による肥満が大きな社会問題となっている中、この脂肪を感知する味覚をコントロールすることで、脂肪の多い食品の摂取をある程度避けることができ、肥満問題への新たな解決につながるものと期待されています。
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●「味蕾(みらい)」とは!?
脂肪の多い食品をおいしいと感じるのは、「味蕾(みらい)」と呼ばれる、舌の味を感知する細胞に脂肪を味として認識する機能があるため、という研究結果が英国で発表されました。
従来、舌が感じることのできる味は甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つと考えられてきました。
しかし、臨床学的価値があると認められた生物学的研究成果をまとめる専門誌「the Journal of Clinical Investigation」によると、この五味に新たに脂肪を加えることが提案されているといいます。
専門家チームが同誌に発表した研究では・・・味覚をつかさどる細胞、「味蕾」の先端の、「CD36」と呼ばれるタンパク質受容体に着目しました。このタンパク質は食品中の脂肪を感知して、他の味と同じように脳にそれを伝える働きがあるという報告がされているのです。
このタンパク質の働きを確認するため、通常の味覚を持ったマウスと、このCD36の欠如したマウスを用い、これらのマウスに普通の水と脂肪を加えた水を与えてその違いを比べたところ、通常の味覚を持ったマウスでは脂肪が含まれた水の方を好んで飲んだ一方、脂肪を感知するCD36を持たないマウスはどちらの水も均等に飲んだとされています。
英国ではバランスの悪い食習慣や不健康な生活による肥満が大きな社会問題となっている中、この脂肪を感知する味覚をコントロールすることで、脂肪の多い食品の摂取をある程度避けることができ、肥満問題への新たな解決につながるものと期待されているといいます。
2005年11月05日 07:33



