”狂った脂肪”、“食べるプラスチック”とは?

”狂った脂肪”、“食べるプラスチック”という表現をご存知でしょうか?米国では、通常の脂肪酸とは違い、私たちの体に害だけをもたらす悪玉の脂肪、「トランス脂肪酸」という脂肪酸のことをさしています。脂肪酸は細胞膜の構成要素になっているものですが、細胞膜の中にトランス型が紛れこむと細胞膜は弱くなり、その結果としてさまざまなトラブルを生ずるといわれています。

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健全な脂肪酸のような動きをして悪事を働く


トランス脂肪酸とは!?


現在、広く行われている製油法の過程で生じる”狂った脂肪”、“食べるプラスチック”(異常で不健全な結合)とよばれ、脂肪の分子中の炭素と水素の結びつきに変化が生じたもの(炭素の二重結合の場所で炭素と水素の結びつきが正常な結合であるシス結合と違う)を「トランス脂肪酸」といいます。


自然な形であるシス型の脂肪酸分子は蹄鉄型をしているのに対し、トランス型は直線的な型をしています。通常の脂肪酸のように私たちの生命活動に必要不可欠なものではなく、役に立たないばかりか、体に害をもたらす悪玉の脂肪といわれています。


脂肪酸は細胞膜の構成要素になっているものですが、細胞膜の中にトランス型が紛れこむと細胞膜は弱くなり、その結果としてさまざまなトラブルを生ずるといわれています。つまり、トランス脂肪は身体の細胞の細胞膜の中に入り込み、細胞膜及び細胞の働きを狂わせ、また体内でビタミンなどの栄養物質を食い荒らしたりします。


また、このトランス脂肪酸がガンや心臓病の大きな原因になることは、数多くの研究で明らかにされており、オランダの研究では、精製油に含まれているトランス脂肪酸が、飽和脂肪酸と同様に悪玉コレステロールといわれる低比重リポ蛋白を増やし、善玉コレステロールを減らすと指摘しています。


【参考記事】
トランス脂肪酸はどんな食品に含まれるの?
トランス脂肪酸対策先進国、アメリカでは?
トランス脂肪酸対策後進国、日本はどうする?
米国で悪玉脂肪の「トランス脂肪酸」に対する動きあり

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2005年11月12日 07:33