成型肉って何だろう?
ステーキレストランチェーンのフォルクスが、内臓肉と脂肪を混ぜ合わせて作った「成型肉」を使いながら、メニューには、ただし書きなしに「ステーキ」と表示していたとして、公正取引委員会はフォルクスに対し、景品表示法違反で排除命令を出しました。要するに、成型肉をステーキと銘打って売るのは、詐欺まがいだから辞めなさいということのようです。
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フォルクスは今年3月から9月までの間、「ビーフステーキ焼肉ソースランチ(税込み1029円)」「ひとくちビーフステーキ焼肉ソース(同1554円)」など5品目を販売し、約5億円売り上げた。食材には、ハラ身などの内臓肉と牛脂を食用のりでつなぎ合わせた「成型肉」を使っていたが、メニューや広告には明示していなかったという。
「ステーキ」という表示があれば、私たちはブロックの正肉からカットした肉だと思うのが普通でしょう。
そもそも成型肉とはなにか?
焼肉屋さんや焼鳥屋で食べるハラミ、サガリと同じ様な物、
食肉業界では内臓扱いになります。
そのハラミに脂を食用接着剤(海草を主成分)で人工的にくっつけて
一枚肉の様に、成型した肉が成型肉です。
「ウッソー、そんなのあり?」と少しショックでした。昔、私は学生の頃、フォルクスの「ニューワゴンステーキ」を食べる事が最高の贅沢でした。・・・ということはあれも成型肉だったの!今思えば本当のステーキとは、口当たりがぜんぜん違っていましたね。今回の事で初めて、成型肉の事を知りました。皆さんは知っていましたか?
このような「知らなかった」話が他にも、いろいろ耳にしてしまいました。食品業界では「表示よければすべて良し」が常識なのかもしれませんが、食べる私たちはその実情を知り愕然としてしまいます。
□ひき肉を使った商品は、「あら挽き」などのただし書きを付ければりっぱなステーキとして売れる。
□スーパーで売っている安い「サイコロステーキ」は間違いなく、ひき肉かくず肉をくっつけた集成肉。
□安い冷凍物のトンカツとかヒレカツは100%成型肉。肉の回りに脂が巻いてあったり、切った切断面がやけに不自然な物がたまに有りませんか?
□牛肉に「やわらか加工」とあったら霜降り状の油を、あとから肉に注入している
などなど・・・
お隣の韓国では「接着骨付きカルビ」が問題になっているといいます。 「骨に肉を接着した物は骨付きかルビとして売ってはいけない」らしいのですが、「骨に少しでも肉がついていたら、接着してもOK」なんだそうです。 ということは骨付きカルビの骨はリサイクル?一度他の人がしゃぶった骨を私たちは食べている可能性があるのでしょうか?ゾッとしませんか?
このようなことは魚でもあるといいます。
チカダイやイズミダイとか呼ばれる魚はタイの仲間ではないし海水魚でもない。ナイルティラピアというアフリカ原産の淡水魚です。シミズダイまたはカワフグもタイやフグとは関係のないアメリカナマズです。そもそもタイと名がついている海の魚の多くはタイとは一切関係がないといいます。
私たちは少しでも安くて、おいしいものが食べたいのです。そしてそれに答えられたお店が繁盛します。だから材料に手を加えたり、紛らわしい名前をつけたりすることが繁盛店の知恵として行われてきたのでしょう。
しかし、これから私たちは「いったいどんなものを食べさせられているのだろう?」と疑わなければならない時代になってきたのでしょうか。健康、安全・安心、スローフード、食育、ロハス・・・と今後、その傾向はますます強まっていく気がします。
2005年12月03日 15:41



