内臓脂肪から食欲を抑える信号が出る?

内臓脂肪から神経を通じて、脳に食欲を抑える信号が出ていることが、東北大の研究で判明したといいます。肥満の人はこの信号が弱くなっていると考えられていて、その信号を回復させる方法が見つかれば、新たな肥満の治療法に道を開くと期待されています。

【スポンサード リンク】 【スポンサード リンク】

正常なレプチンは満腹信号発信とエネルギー産生が役目


内臓脂肪から分泌されることに意味がある?


肥満になると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の働きが悪くなることが以前より知られています。(参考記事:「レプチンとは?」)


今回、東北大の研究チームが、故意に肥満の状態にしたマウス(ねずみの一種)の内臓脂肪の細胞に、細胞活動を活発化させる遺伝子を組み込んだところ、レプチンの働きが戻り、食事の量がなんと10分の1に減り、体重も数日で約1割減ったといいます。


一方、内臓脂肪と脳を結ぶ神経を切断すると、同じように遺伝子を組み込んでも、レプチンの働きは回復しなかったといいます。つまり、この遺伝子による内臓脂肪細胞の活性化により、レプチンの働きが正常化し、食欲を調節していることが判明したのです。


但し、レプチンが満腹信号を出したり、エネルギー産生を促したりする大切な脂肪細胞由来のホルモンであるのは、周知の事実です。今回の研究は、最近、悪者扱いしかされない「内臓脂肪」ということに意味があったのでしょうか?

【スポンサード リンク】
Google
 

2006年03月11日 19:20