内臓脂肪は脳卒中とも関係あり、危険度最大5.3倍?
メタボリックシンドロームの要注意項目が増えるごとに、脳卒中になる危険度も増し、最大で5.3倍にもなることが、国立循環器病センターの大規模調査で調べられました。メタボリックシンドロームと脳卒中の関係は、これまで国内の統計データがなく、はっきりしていませんでした。メタボリックシンドロームといえば、「心血管障害」が、まず心配されたのですが、これからは脳卒中の心配もしなくてはなりません。
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●日本人、約6,000人で8年半の調査は高い信頼性
調査は、1989年に吹田市の住民台帳から、無作為に選んだ30〜70歳代の男女計1万2200人のうち、同センターで、健診を受けることに同意した5895人を対象に行われました。この人たちを1989年9月から1998年3月までの8年半、2年ごとの定期健診や毎年の問診などで追跡して、その間に脳卒中を起こした79人と起こさなかった人で発病の危険度と健診データとの関係を分析したというものです。
検討されたデータはメタボリックシンドロームの指標となる以下の4つです。
1)ウエスト周囲径:男性は>85cm、女性は>90cm
2)血圧:>130/85mmHg
3)空腹時血糖値:>110 mg/dL
4)脂質
□中性脂肪(TG)値:>150mg/dL
□HDLコレステロール値:<40 mg/dL
上記4つに、あてはまる項目がない人が脳卒中を起こす危険度を「1」とすると・・・
一つだけの人は、ない人と危険度の差はなし
二つの人は1.9倍
三つの人は2.8倍
四つの人は5.3倍
という驚くべき結果でした。肥満の要因が、虚血性心疾患だけではなく、これほどまでに脳卒中にも関係しているとは本当にビックリです。あらためて、メタボリックシンドロームの恐ろしさを垣間見た調査でした。
【参考記事】
メタボリックシンドロームとは?
メタボリックシンドロームの原因は?
内臓脂肪型肥満はなぜ怖い?
内臓脂肪をためる生活とは?
内臓脂肪と皮下脂肪は違うの?
2006年03月25日 14:54



