魚の油が心臓病予防に効果、2万人の研究で確認
イワシやサバなどの青魚に多く含まれる油の成分をとると心臓病になるのを減らす効果があることが、日本人約2万人を対象にした大規模臨床試験で確かめられた。横山光宏・神戸大教授(循環器病学)らが、米テキサス州ダラスで開催中の米国心臓協会学術集会で2005年11月14日、発表した。
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●EPAの摂取で心臓病のリスクが19%減少
イワシやサバなどの青魚に多く含まれる油の成分をとると心臓病になるのを減らす効果があることが、日本人約2万人を対象にした大規模臨床試験で確かめられました。
横山光宏・神戸大教授(循環器病学)らが、米テキサス州ダラスで開催中の米国心臓協会学術集会で2005年11月14日、発表しました。
横山さんらは総コレステロール値が250ミリグラム(血清1デシリットル当たり)以上の男女1万8645人を対象にしました。
全員にコレステロールを下げる薬を処方した上で、半数の人には魚の油成分、イコサペンタエン酸(EPA、エイコサペンタエン酸ともいう)を抽出した高純度のカプセル薬も毎日飲んでもらったそうです。
が起きた人の割合は、EPA薬を
飲まなかった人では3.5%、
飲んだ人では2.8%。
EPA薬の服用には、こうした心臓病のリスクを19%
減らす効果があったといいます。
魚の油には、体によいといわれる不飽和脂肪酸のEPA、DHAを多く含んでいることは、みなさんのご存知のところです。EPA、DHAは冠状動脈疾患に対して、確実に有効性が認められていて「中性脂肪を低下させる作用のあるEPA、DHAを含んでおりますので、中性脂肪が気になる方に適します」などの表示が許可された特定保健用食品として売り出されています。今回は中性脂肪の低減ではなく、ずばり心臓病の統計を、しかも日本人で2万人という大規模で実施された事が、とても意味のあることだと思います。
2005年11月17日 17:41



