「生活習慣病・意識と実態」の調査結果
製薬会社のノバルティス ファーマ株式会社は、全国男女千名を対象にした「生活習慣病・意識と実態」の調査結果を発表しました。「不安はあるけど、自分はまだ大丈夫?」・・・健康診断で"要再検査"でも受診しなかった人が3割もいます。その最大の理由は「自覚症状がないこと」なのですが・・・また、「メタボリックシンドローム」という言葉を知っている人はなんと12.9%!?という結果でした。
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●「メタボリックシンドローム」という言葉を知っている人はなんと12.9%!?
調査結果によると、全体の約7割が将来の生活習慣病(心臓病、高血圧症、糖尿病、高脂血症など)に対して、不安を持っていることがわかりました。20代、30代の若年層でも約6割が不安を感じています。また、健康診断を受けた人の5割以上が"要再検査""要受診"の指導を受けながら、3割以上がそのまま放置し受診しなかったと答えています。特に生活習慣病予備軍である20代、30代では約5割が再検査を受けていないという結果でした。その最大の理由(61.3%)は「自覚症状がないこと」という回答でした。
このことから、多くの人が「生活習慣病に対する不安はあるが、自分はまだ大丈夫だろう」という意識を持っていることがわかります。この結果について朝日生命成人病研究所名誉所長の藤井潤先生は、「自覚症状がないままに病気が進展し、脳や心臓に重大な症状が発生するリスクがどんどん高まっていくことが生活習慣病の恐ろしい点で、症状があらわれてからでは遅いということをわかっていただきたい。まさに生活習慣病への理解不足がうかがえる」と指摘しています。
今回の調査では、生活習慣病の危険度を示す指標として注目されている「メタボリックシンドローム」(代謝異常症候群、または内臓脂肪症候群)についても質問をしていますが、この言葉を知っている人は、わずか12.9%に留まっており、有病者と予備軍を合わせて糖尿病1620万人、高血圧症5100万人、高脂血症3000万人という推計患者(予備軍を含む)をかかえる日本の医療にとって、生活習慣病予防のための啓発活動の重要性を示唆しているといえます。
また、生活習慣病にならないために気をつけていることは、約半数が栄養バランス、適度な運動、食べ過ぎないと回答、塩分を控えた食事、十分な睡眠と続きました。
藤井潤先生は、『生活習慣病の中で、特に高血圧に関しては降圧剤が普及しはじめたことにより、重症の高血圧患者は減少傾向にありますが、軽い高血圧の患者さんは多くなっています。問題は、軽症の患者さんでは自覚症状がほとんどなく、受診しないで放置しておく人が多いことです。つまり、高血圧を放置しておくと心筋梗塞などの心疾患や脳卒中などの脳血管障害を発症する比率が高くなることが十分に理解されていないようです。
今回の調査においても、3割以上の方が、健康診断で再検査の指導がでても自覚症状がないことを大きな理由に再検査しないという結果がでました。これは、日本人の生活習慣病に対する理解が十分でないことを顕著に表しているといえます。今年は国をあげて生活習慣病予防キャンペーンが展開されますが、自覚症状の有無に関係なく、健康診断で注意を受けたらすぐ受診するということをこころがけてほしいと思います。』と話しています。
【 調査概要 】
▽調査時期:2005年12月21日から25日
▽調査対象:全国の男女1,000名(男性500名、女性500名)
(20代、30代、40代、50代、60代以上の各200名)
▽調査方法:インターネット
2006年01月25日 19:07



