「心疾患」、「脳血管疾患」の死亡率は、やはり冬が危険

日本では、昭和33年以降、「がん」、「心疾患」、「脳血管疾患」が三大死因となっているのはご存知の通りです。平成16年においても、死んだ人が103万人中「心疾患」で16万人、「脳血管疾患」で13万人で、死因の第2位と第3位を占めており第一位のがんの32万人に匹敵しています。厚生労働省は、循環器系の疾患対策として、初めて「心疾患−脳血管疾患死亡統計」を取りまとめました。

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家族がいないと早死にする?


やはり冬場は、循環器系疾患にとっては要注意


配偶者がいる・いないという分類で、「心疾患」と「脳血管疾患」の死亡率をみると、どの年齢においても、男女ともに「配偶者がいる」人の死亡率は低く、未婚・離婚・死別等で「配偶者のいない」人の死亡率が高くなっているという結果でした。


やはりひとりになると、食生活も不規則・不十分になったり、寂しさによる言い知れないストレスが掛かってくることが起因しているのでしょうか?今、流行り言葉になってしまった「熟年離婚」は、死をも早めてしまうのですね。その傾向は特に男性に多いというのもわかる気がします。


また、平成16年の月別1日平均死亡数をみると、1月が最も多く、次いで2月、12月、3月と冬季(12月〜3月)が多く、夏季(6月〜9月)が少なくなっていました。やはり寒い時は、血管も収縮して動脈硬化が一段と発症しやすくなると思われます。死因別に見てみても、1月を100とした指数でみると、男女ともに「がん」は月ごとの変動がほとんどないのに比べ、「心疾患」、「脳血管疾患」は夏季に少なくなっており、特に「心疾患」は冬季と夏季の差が大きくなっています。


外国の「心疾患」と「脳血管疾患」の死亡率みると、「ロシア」が若い年齢層から高くなっていました。また、直近の死亡率をみると、日本は欧米諸国と比較して、「心疾患」では男女ともに低く、「脳血管疾患」では男性でやや高くなっているようです。経年的な傾向を見てみると「心疾患」は「ロシア」を除いた欧米諸国では減少傾向にあるのですが、日本では横ばいとなっています。「脳血管疾患」では、「ロシア」を除いて横ばいとなっているようです。なぜ「ロシア」が多いのかは、今後の予防医学に役に立つ要因を、特定するのに研究がされても良い分野だと思います。

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2006年03月02日 19:32