40歳以上男性、半数の5割が内臓脂肪に危険信号

内臓脂肪型肥満に高脂血症、高血圧、高血糖の症状が加わると心筋梗塞などの危険性が高まるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の20歳以上の有病者が、推計で約1,300万人に達することが、2006年5月8日厚労省が発表した「2004年国民健康・栄養調査」で報告されました。

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運動不足と栄養過多という日本人の現状が証明


中高年男性の2人に1人が危険なのに深刻さの意識はまだまだ


内臓脂肪型肥満手前の“予備軍”は約1,400万人とも発表されています。調査方法は2004年11月、20歳以上の約3,900人を無作為に抽出。腹囲(へそ周り)が男性85cm、女性90cmの基準値を超える人の中で高脂血症・高血圧・高血糖の2つ以上に該当すれば「有病者」とし、1つだけなら「予備軍」としたそうです。
メタボリックシンドロームとは?


さて、その調査結果は・・・

20歳以上のメタボリック症候群の有病者は、
男性が23・0%、女性が8・9%
で、ここから全人口に推計すると約1,300万人となるというものです。

また、予備軍は、
男性22・6%、女性7・8%
で、同様にここから全人口に推計すると約1,400万人となるというものです。

したがって、有病者と予備軍を合わせると合計約2,700万人となるというわけです。


さらに、40歳から74歳に絞って集計すると、
男性の25・7%、女性の10・0%が有病者で推計約940万人
男性の26・0%、女性の9・6%が予備軍で推計約1,020万人。 


したがって、40歳から74歳で有病者と予備軍を合わせると合計、約1,960万人となりました。


ということは、

40歳から74歳で有病者と予備軍を合わせると、
男性2人に1人、女性の5人に1人が「危険」という重大な結果

になりました。やはり男性のリスクが、非常高いのがここでも証明されてしまいました。
メタボリックシンドロームとは?






BMI値・運動・喫煙の問題も解決されないまま


また、体重を身長の2乗で割ったBMI値が25以上で、腹囲が基準値以上の上半身肥満の疑いがある人は成人男性の29・3%、女性は14・2%でありました。男性の肥満は30〜60代で約3割に上ったといいますが、逆に女性の低体重(やせ)は20代で約2割を占めたそうです。この極端さにも問題がありますね。
肥満の定義って何?BMIって何?


栄養摂取の面でも、脂肪からのエネルギー摂取が25%を超えている人の割合は、成人で男性約4割、女性約5割もあったそうです。中性脂肪が、BMI値やメタボリックシンドロームの原因のひとつになっているのは、間違いなさそうです。


じゃあ運動の習慣はあるのかというと、1回30分以上(週2日以上、1年以上継続)の運動をしている20〜40代の男性は2割弱となり、ほとんどの男性が運動不足という実態も浮き彫りになりました。


また、今回の調査では、喫煙習慣と歯の関係も調べているのですが、その結果、40歳以上の男性では非喫煙者の方が、喫煙者よりも歯が20本以上ある割合が高かったといいます。「喫煙で歯にヤニがつく」などとのん気な話ではなさそうです。


【参考記事】
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2006年05月11日 12:26