医師会が健康食品の被害をデータベース化
日本医師会は、医師が診察の時に見つけた「健康食品による健康被害」をデータベース化すると発表しました。そして特定の健康食品について被害が集中した場合には、厚生労働省へ通報して、被害の拡大の防止につなげるというものです。
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●薬剤師や栄養士は職務怠慢!
健康食品は多くの場合、ドラッグストアの店頭で売られています。健康食品は、医薬品と違い、人体への影響を確認する臨床試験は義務づけられていない、いわゆる「食品」と同じ分類です。健康食品による健康被害はいまも後を絶たず、中国製ダイエット食品やアガリクスの事故等が記憶に新しく、特定のメーカーの健康食品で健康被害が相次ぐこともあるのです。
今回の被害のデータベースは、健康食品を使用している患者さんの異変に気づいた医師が、日本医師会へ情報提供して構築していくというものです。集まった情報は、件数や重症度など緊急度に応じて5段階に分けられ、医師会会員向けのホームページに表示し、症例や対処方法などの確認に役立ててもらおうというものです。
但し、その健康食品の販売現場(通信販売を除く)には、医師と同じ国家資格を保有する薬剤師や栄養士が勤務しているではないですか?何故彼らをもっと有効的に活用しないのでしょうか?私には、医師会の真意がわかりません。ひょっとすると医師会から見れば、薬剤師会等が怠慢だと思っているのかもしれません。
もちろん医師と比べると、役割が違うので薬剤師や栄養士の疾患・治療に関する知識・経験は、大きく劣ることは判っています。しかしながら彼らには「商品を販売した」という「販売責任」というものがあるのではないでしょうか?薬剤師や栄養士は今以上に、製品を厳しく判断する「目」を鍛えなければ、国民の保健衛生に貢献などできないのではないでしょうか?
薬剤師が販売した商品に関して、医師がフォローする・・・なにか「おかしな話」だとは思いませんか?また、医師は、巷に溢れる健康食品の知識がどれほどあるのかも私には疑問です。ただでさえ、多忙な医師の時間を新たに割くことによって、医療費の高騰にはつながらないのでしょうか?私は、薬剤師の一人として、今回の記事は、とても情けない恥ずかしい話だと感じました。また、お医者さんの皆さんに本当に申し訳のない気持ちでいっぱいです。
今回の「健康食品による健康被害」のデータベース化は、来年度に東京都医師会でモデル事業が実施されるそうです。全国への水平展開の前に薬剤師会等の、発展的な対応を期待したいところです。
2006年03月11日 17:38



